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2020年 総集 ~運営編~ 

2020年を、社会人バンドの裏方である企画・運営側から振り返ることは、コロナを考えること。
そして、コロナを考えることは、出演メンバーと、お客さんのことを考えることにつきます。

毎年年始には、1年先までの、スケジュールを組んでいますが
今年ほど変更が多く、判断が難しく、試行錯誤した年はありませんでした。

春先に運営の打ち合わせで決めたコロナの期間テーマは、一つでした。
一年後を見越して活動が止まらないこと。

その為の予算は、数ケ月で100万をあっという間に超えました。
アマチュアのバンドサークルの運営にこんな予算をかけるのも稀ですが・・
2020年の活動を振り替えると、少し準備と対策が遅れると全てが遅いことばかりでした。

その舞台の裏では、会場に何度も足を運び準備とリハを繰り返すスタッフの方
徹夜でふらふらになりながら、映像の編集データを届けていただい方
誰も見えない場所でWEBサイトの不具合を何度も調整してもった方、
会社や家族の為にやりたいことを我慢していくイベント出演のメンバーの声など。
全員の力でステージを作ることができました。

その一方で、経営者から主催者・出演者まで、音楽に係る場所では、
コロナなんて関係ねぇ。バレなればいい。オンラインなんて興味ねぇ。
俺は、音楽は、酒飲んでその日たのしければいい。という声があったのも事実です。
普段なら、そういう人もいる程度で終わったかもしれません。

ところが、この一年たって、あらためて振り返ってみると、どれだけ日頃えらそうに音楽を語っていても、
そういった経営者の立ち上げたクラウドファンディングには支援者が全くあつまっていません。
そんな発言をする演者さんのステージには、たった一人のお客さんも応援にきてくれません。
オンラインで発信しても誰も反応しません。アマチュアの世界だからこそよりリアルな世界がありました。

厳しい環境になればなるほど、すぐ側の人に応援してもらえない人達が作る
場所やステージから、順番に消えていきます。鏡のように音楽は、自分を映す環境であること。
ステージの裏側にいる人にとっては、より身に染みて感じた一年でした。

ありがたいことに、スケッチバンドでは、
次にライブをするときは、観にいきたい。という声が1年前より多くなりました。
配信をしたら見てもらえる人が半年前より増えました。

スケッチバンドは、楽器を始めて手にした人から
ベテランのメンバーまでいます。年齢もバラバラ。
全員仕事をしながら活動しています。
そんな環境の中でも、少しづつ音楽で繋がれる人が増えていく。
そして自分たちが、演奏する会場が大きくなっていく。
そんな社会人バンド作りに少しだけ近づけた気がします。

2020年も残りわずかになりました。
最後に、スケッチバンドには、運営の人も、出演者も一つのルールがあります。
それは、昔話をしない。ということです。

こと音楽活動に関しては、昔の記憶をひっぱりだして、
自慢話をすることほどかっこ悪いものはありません。

おそらく、大晦日の夜も、楽器を触っているメンバーがいます。
子供が寝たあと、ヘッドフォンをしながらこっそり練習しているメンバーがいます。
映像の編集ソフトやカメラの技術を磨いているメンバーがいます。

2021年の為にです。
そして、そして、それは自分のだけの為ではなく、メンバーの為、そして、すぐそばの大切な人に
ステージから届ける為にです。

そんな情熱に負けないように
来年も運営チームも頑張っていきます。

来年のスケッチバンドをお楽しみに。




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